乳歯の抜冠不全(中医学的見地から)
月齢で12ヶ月を過ぎても抜け落ちない乳歯を持つ子は結構多いです。
大人になっても乳歯遺残の場合、永久歯に悪影響を与えるます。(歯列に影響し歯石が付きやすいなど)
その場合、避妊去勢手術と一緒に抜歯を推奨しています。
乳歯の遺残はトイプードルやチワワ、柴犬が比較的多く認める感じです。
小さい子、所謂幼い(未熟ないつまでも子供子供した)感じの子に多いように感じます。
歯は中医学的には骨の余りとしての位置づけになります。骨は「腎」により司る(支配される)と言われています。
「腎」は腎精といい成長やホルモンのバランスや免疫機能を調節していると考えられています。
ある程度の月齢で、乳歯が残る子はこの腎精が少ない可能性があるのではないかと考えます。
近親交配や人気犬種の無理な生産から本来親から受け継ぐ「腎」の力が足りないために起こるのではないかと考えています。
歯石も除去しました!