2017.10.24更新
疝痛?
「せんつう」といいます。
古〜い(醫)医学用語です。要するに腹痛「はらいた」の事です。
ウサギの食滞や毛球症、消化器機能不全(ウサギ消化器症候群:RGIS)の症状のことです。
節の変わり目の体調不良や気温湿度の急激な変化、および環境食事などストレスが複雑に絡み合い起こります。
胃内容、腸内容の停滞、ガス貯留、うっ滞、腸閉塞などの病態が複雑に関与して食欲不振、廃絶は起こります。
停滞が改善され、消化器の機能が回復する補助を様々行うのが治療ですが、功を奏しない場合は死亡することもあります。最近では内科的処置だけでなく、外科的処置で内容物の除去が行われるようになりましたが、ハードルは少々高めです。当院では内科的な治療の他に鍼灸治療や腹部のマッサージなどを併せて実施指導します。
ウサギは腹痛(疝痛)で死亡すると言われる所以です。この時期のウサギの食欲不振、廃絶には十分ご注意下さい。
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