院長ブログ

2018.01.30更新

1/29のNHKプロフェッショナル犬特集を見ての雑感

昨晩のNHKの番組は、多くの方が視聴していたと思います。

トリマーさん、獣医師、ブリーダー、訓練士の順で紹介されていましたね。

それぞれその業界、筋では超有名な方々ばかりとお見受けしました。(すいませんトリマーさんとブリーダーさんは知りませんでした。)

特に最後の訓練士の紹介時間が多かった印象があります。番組全般的な印象としてはざっくりとしすぎて、おおざっぱな印象が否めない印象でした。通常はひとりの方にじっくり時間を割いて取材し掘り下げている番組なのですが…..

また、プロフェッショナルとは「歪(いびつ)」な存在という印象が強調された感じがあります。特にペット業界の場合、より普通じゃない感じが強調されて放送されていたように感じました。良い悪い、正しい誤っているという二元論だけでは議論できませんが、「普通」のトリマーさん、獣医さんはどう昨日の番組を見たのか興味新々です。(ブリーダーさんと訓練士の「普通」については私個人としてベクトルが図れないのでわかりません。)

一職種一人の取り上げ方はとても危ういとも感じました。この番組自体は結構好きで拝聴しておりましたが。いろいろと議論や反論、雑音が多いペット周辺業界の場合一業種一人だけ取り上げると歪曲感や強調感が強く出て、さもそれが常識や普通なことと視聴者は受け止められがちです。

地方の場合、特に情報リテラシーの面からもあまり好ましいとは言えません。この業界には共通認識、認知できる「普通」はどこにも無いのかもしれません。

ペットの周りの「普通」についてもう一度考えなければ行けない時期に来ているのかもしれません。

投稿者: 南原ペットクリニック